近年では、高齢化社会に関するニュースの中にも、健康寿命というキーワードが良く出てくるようになりました。健康寿命とは、年齢を指す寿命のほうではなく、健康的な生活を送れるほうの寿命を表す形で使われています。

例えば、60代男性が不健康な生活をされている場合、70代から健康寿命が悪化しやすいというふうに、病気、怪我などの想定のために用いられることが多いです。そして、そんな健康寿命を後押しする目的で使われているものに、高齢者に最適な肉中心の生活というものが存在します。

高齢者というと、内臓が弱ってきている、その影響で食欲がない状態が長く続く・・・と言われることが多いです。なので、ヘルシーな食事を意識して、肉類から魚類へと、食生活の内容を切り替えてしまう人も多くいます。

ですが、肉類は高齢者に最適な食事でもあり、さらに健康寿命に直結していることでも評価されるようになってきました。その理由ですが、肉は脂質、カロリー量が少ない食べ物だからです。

今までは、肉には多くのコレステロール(脂肪など)が含まれているので、健康を考える場合は食べないほうが良いとか、もしくはガンなどの危険性があるので、魚類などを食べたほうが健康的であると言われてきました。しかし、今ではこのような問題が、肉だけでなく、その他の食生活を通じて引き起こることが知られるようになったのです。

そして、肉類の評価は高齢者の間でも高まり続けている状況となっています。さらに、データ上でも健康寿命と深い関係があることが、今では有名になってきているのです。

というのも、肉類を良く食べている土地の人は、他の土地の人に比べて健康寿命が長いからです。静岡県、山梨県などで調査された情報によると、2013年の調査結果では、静岡県の健康寿命は73.9歳で、山梨県に次ぐ全国2位という記録が存在します。

肉類の健康パワーに付いてですが、近年では認知症といった脳の問題に対しても良いのではないか、という見方が強まっています。というのも、前述の通りで肉類は脂質に対して低カロリーという特徴があるからです。

しかも、鶏の唐揚げのように歯が弱っている人でも食べやすい料理も存在します。肉類は、たんぱく質、そしてアミノ酸を多く摂取できる食べ物でもあるので、これからますます人気が高まっていくでしょう。

ただ、あまり運動をされていない人の場合、肉のパワーを引き出すのは難しくなるそうです。運動に関しても、ランニングであれば20分程度、ウォーキングであれば40分程度で脂肪の燃焼が見られやすく、高齢者であっても肥満のリスクが下がるそうです。

そして、このような疲れを感じながら肉類を食べるようにすると、疲れにくいだけでなく、若い人に近い筋肉の粘りが見られるようになり、これが血管を丈夫にしてくれる力の1つとされています。高齢者は筋肉が弱りやすく、骨も弱りやすくなるとされています。

その原因の1つにはたんぱく質、カルシウムの摂取不足が懸念されているので、手軽に栄養補給できる肉類の評価が高くなるのも頷けます。また、歯がかなり弱っている人が肉料理を楽しむ場合は、ハンバーグなどがオススメとされているので、歯が弱っている人でも肉を食べて丈夫になることは可能です。